福岡から高速船でわずか1時間。
台風のように人を寄せ付けない荘厳さを持ちながら、
ブラックホールのように
なぜか人がどんどんと吸い寄せられていく
不思議な島があります。
壱岐。
古事記の中で日本のはじまりのひとつとされ、
麦焼酎発祥、春一番発祥、神道発祥とも。
壱(いち)が生まれて、岐(広がって)いく、
壱岐の名が表している通り、
この島にはそんな創造(はじまり)の
エネルギーが溢れています。
そのエネルギーは
どこから生まれてくるのでしょうか?
大小1000以上もの神社があり、
日本の島で一番神密度が高いであろう
ここ壱岐の歴史を紐解いていくと、
この島にはベースとして
陰のエネルギーが流れています。
そこに湧き上がる想い(陽のエネルギー)を
吹き込むと
万物のクリエーションがそうであるように
自然と何かが生まれます。
地域を良くしようという社会や世界に
フォーカスした取り組みが増え、
一方で、自分らしい新しい生き方や
暮らし方を創っていこうという
自分にフォーカスした取り組みも増えてきました。
そしてそのために「課題」を見出し、目指すべきビジョンを掲げて、そこに向けて計画的に進んでいく。
それはそれで立派で、
効力感を感じるかもしれませんが、
時にそれは力みと分断と
新たな課題を生みかねません。
だから社会でもなく自分でもなく、
第三の道を模索しようというのも結局は
二元論の中の世界。
そうではなく、なぜか惹かれる
この壱岐の中で独自の文化や自然に沿って
湧いてくるままに「ただ、遊ぶ」
壱岐YOYOはそんな「遊び」を大事にしつつ、
これから粋な生き方、
遊び方を目指していくのではなく、
今、この瞬間から
そんな生き方をしていくことを決めた
ほんの少しの勇気を持った人と共に
創りあげていくプロジェクトです。
不思議なエネルギーにつつまれた
はじまりの島、壱岐で
壱岐YOYOと生きようよ。
お後がよろしいようで。
壱岐島は九州と朝鮮半島の間にある長崎県の離島。
魏志倭人伝や古事記の時代から大陸と日本の中継地点として歴史と文化が醸成された場所です。新鮮な海産物だけではなく、長崎県内で2番目という広大な平野で作られる農作物も多種多様です。また、福岡市から高速船で約1時間という立地もあり、様々な点でポテンシャルを持っています。
ただ一方で、高校を卒業すると進学や就職のために9割の若者が島外に出てしまい、人口減少率や高齢化率は年々上昇しており、今後日本が直面するであろう社会問題がすでに顕在化している島でもあります。