
12月は、文化庁の芸術鑑賞の九州北部地区巡回公演スタッフとして、九州4県(長崎、福岡、佐賀、熊本)の計12校の小中学校を回らせていただきました。
コロナ禍のもと、現場では演者スタッフ共に、PCR検査も実施、感染予防対策もできる限りに。
先生たちと話しながら、子供たちに楽しく学んで、何より少しでも緩んでいただきたい気持ちを持ちながら、そんなひと時を限られた現場で作れる作業が嬉しくて。
浪曲、講談、落語の違いを義務教育の頃に知れるって貴重な事だなあと思います。温かい思い出としても、できるだけ記憶に残って欲しいなあ。
事前にお渡しした課題(節に合わせた歌いながらの自己紹介、小噺披露など)に、緊張しながらも果敢に挑戦する子供たち。
ある小学校では、5、6年は生で、そして、1年〜4年生は各教室でオンラインで鑑賞のスタイルも。
生で体感して欲しい、欲しかった思いも手伝い、終演してすぐ演者さんらと各教室を廊下から挨拶して回ったり。
感動して、控室に入ってきた子供たちとのふれあい。先生には内緒。感想を言ってくれた子の涙と、サインしてもらおうと急いでノートを取り出したランドセルを下駄箱に投げ出した光景が目に焼き付いた素敵なひと時でした。
本当に各校それぞれの形で出迎えてくださり、それぞれに思い出ができました。
「年度始まって、全校生徒が集まる初めてのイベントです。」とおっしゃる先生の目に浮かぶ涙が印象的でした。
ある日、公演終わりに、九十九島に望む夕日を見に展望台へ。
夕食は壱岐焼酎をお供に、毎日笑いで免疫力アップの12日間でした。
来年こそ、子供たち先生たち、みんな生で体感してもらえたらなあ。
Post by shima